スウィングコーヒー・オリジナルブレンド「極 KIWAMI」の紹介です。
スウィングコーヒーでは、
シングルオリジンのクロップの焙煎に特化して営業を行っています。
もちろん、ビジネス優先で考えるなら、
それが賢いモデルではないことを十分承知しているのですが、
しかし、
「ワクワクしないコーヒー作りはしたくない!」
そのような「こだわり」の方がどうしても勝ってしまうのです。
というわけで、
今回紹介するオリジナルブレンド「極 KIWAMI」も、
当然、シングルオリジンのブレンドコーヒーになります。
ブレンドコーヒー
ブレンドコーヒーとは、産地や品種、焙煎レベルの異なる複数のクロップを
ミックスしたコーヒーのことです。
一般的に知られているブレンドコーヒー名では、
①キリマンジャロブレンド
②モカブレンド
③ブルーマウンテンブレンド
などがすぐに思い浮かぶと思います。
①はタンザニア産の豆が30%以上含まれたブレンド豆、
②はエチオピアシダモ地方産の豆が30%以上含まれたブレンド豆、
③はジャマイカのブルーマウンテンが30%以上含まれたブレンド豆をそれぞれ表しています。
本来は、冠に謳っている豆の等級と、他の豆とのハーモニーこそ重要なのですが、
大量流通している豆の場合、そこまで明かして販売することはありません。
ブレンドコーヒーは、無限の可能性を秘めていますが、
ミックスする豆のフレーバーの相性が最も大切であるため、
ブレンダーには、ストレートコーヒーに対するフレーバーの熟達度が求められます。
ブレンド手法
種類の異なる豆をブレンドする手法は2種類あります。
それが、
①プレミックス
と
②アフターミックス
です。
プレミックスは、焙煎前に豆をブレンドしてから焙煎する手法です。
主に大量のブレンド豆製造に用いられている手法になります。
品種やプロセスの違いによる焼きムラはどうしても出てしまいますが、
基本的には、同じ焙煎レベルに仕上がります。
一方のアフターミックスは、ブレンドする豆をそれぞれの豆ごとに焙煎し、
パッケージング前に配合比率に基づきブレンドする手法です。
アフターミックスのブレンドの特長は、
異なる焙煎レベルの豆のブレンドが作れる点にあります。
プレミックスに比べて手間はかかりますが、
焼き加減の異なる豆を配合することにより、
奥行きのあるブレンドコーヒーを作ることが可能になります。
スウィングコーヒーの「極 KIWAMI」は、
後者のアフターミックスにより、
3種類のシングルオリジンのクロップをブレンドしています。
クロップ紹介
極 KIWAMI2023は、
店主のE.J が、
長年に渡り見直しや修正を繰り返しながら温めてきた
オリジナルレシピによりブレンドしています。
ブレンドのイメージは、
「柔らかで優しい大人のコーヒー」
です。
そのレシピは、単純な豆の配合レシピではなく、フレーバーの組合せレシピになります。
各種の豆を思いつきで配合するのではなく、
それぞれの豆のフレーバーをじっくりと考察し、
記録したフレーバーノート(=フレーバーの波長記録)を土台にしているレシピです。
すなわち、スウィングコーヒーでは、
どの豆をブレンドするかよりも、
フレーバー・ハーモニーのミキシングこそブレンドコーヒー造りの要諦と捉えています。
さて、
今回の極 KIWAMI 2023で用いているクロップは次の通りです。
①ブラジル セーハ・ド・ボネ農園 レッドカツアイ ハニー
②エルサルバドル ロス・セリトス農園 パカマラ ウォッシュド
③エチオピア ゲシャビレッジ農園 ゲシャ3品種 ナチュラル
それぞれ異なる焙煎レベルで仕上げています。
実に贅沢なブレンドコーヒーです。
フレーバー
・酸味 ☆☆☆
・甘味 ☆☆☆
・苦味 ☆☆☆☆
・コク ☆☆☆☆☆
・香り ☆☆☆☆☆
店主 E.J.Shinsuke が自信を持って仕上げたブレンドコーヒーです。
理想的なブレンド・フレーバーに最も近づいた、
3種類のシングルオリジンが奏でるハーモニーをぜひお試しください。