投稿者: EJ_Shinsuke

弓禅一味きゅうぜんいちみとは、 「弓の道を極めれば禅の境地にたどり着く」 という意味の至言であり、これを説いたのは梅路見鸞うめじけんらんという人物である。 梅路見鸞は、明治から昭和初期にかけて活躍した弓道家であるが、ただ 続きを読む…

死生観とは、生と死に対する自己の考え方のことである。 筆者は、働き盛りの壮年期より折に触れ死生観について自問自答を繰り返していた。 しかし、日本では、宗教色のない平場の環境において、自身の死生観を語る機会は ほとんど無い 続きを読む…

倭やまとは国のまほろばたたなづく……。 と言えば、ヤマトタケルの辞世の句？　 いやいや、父親の第十二代景行けいこう天皇の望郷歌では？ 実は、どちらも正解なのだ。 「倭やまとは国の　まほろば　たたなづく　青垣　山ごもれる　 続きを読む…

今回は、黎明期れいめいきのヤマト初代大王おおきみについて呟いてみたい。 もちろん、歴史ファンタジー小説を執筆中の筆者の仮説にもとづく話であることは、 あらかじめお断りしておく。 また、前回の「大王の剣おおきみのつるぎ」が 続きを読む…

皆さんは、「大王の剣」をご存知だろうか？ ちなみに、大王は「だいおう」ではなく「おおきみ」と読んでいただきたい。 ここでの大王おおきみとは、古代の大和を治め、 その後の大和朝廷へと続く日本国の礎いしずえを築いた王たちのこ 続きを読む…

今更ながら、「時間って何だろう？」と考え込むことがある。 具体的に例を挙げるとすれば、 年齢を重ねるごとに、年月としつきの経過を早く感じる自分と、 若い頃に比べ、傷の治り具合が遅くなったと自覚する自分が同居している不思議 続きを読む…