ニコラ・テスラを知っているか?

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「20世紀を発明した男」ニコラ・テスラを知っているだろうか?

ある意味、トーマス・エジソンより偉大でありながら、なぜか日陰に追いやられた

天才発明家である。

筆者が初めて彼を知ったのは、恥ずかしながら21世紀を迎えてからであった。

それに比べエジソンの名は、小学生の頃には「大発明家」として知っていた。

現代への貢献度からすれば、ニコラ・テスラに軍配が上がるはずだが、

その純粋さ故に片隅に追いやられてしまった偉人である。

ところが最近、彼の名を耳にする機会が増えてきた。

恐らく、米国の電気自動車会社「テスラ」の登場が影響してのことだろう。

あの Twitter を買収したイーロン・マスクが手掛ける会社だ。

そこで今回は、ニコラ・テスラについて呟いてみることにする。

ニコラ・テスラの功績

テスラは、19世紀から20世紀にかけて活躍した発明家である。

彼は、1856年に当時のオーストリア帝国で生まれたセルビア系アメリカ人であった。

幼い頃より神童と呼ばれながらも、

10代の頃コレラに罹患し、生死の境を彷徨さまよった経験を持つ。

その後、26歳で渡米し、エジソンが経営していたエジソン電灯会社に入社した。

交流電流による電力供給

まず、一番の功績は、何と言っても「交流電流」を発明したことだ。

当時の電力供給の仕組は、エジソンが推進する「直流電流方式による発電」が当たり前であった。

当然、エジソンとの間で確執が起こり、彼は一年足らずで会社を退職することになる。

その後は、自身の会社を設立し、交流電流による電力事業を推し進めた。

ところが、交流電流に批判的なエジソンによる大規模なネガティブキャンペーンが張られ、

「電流戦争」と揶揄やゆされた二人の争いが勃発する。

また、現在の電力供給システムが「交流方式」であることからしても、

テスラの発明が今日の我々に与えた恩恵は計り知れないと言っても過言ではない。

ちなみに、「水力発電」もテスラの功績の一つである。

ナイヤガラの滝に建設された世界初となる水力発電は、彼の特許無くしてなし得なかった。

その当時から既に「再生エネルギー」の概念を持っていたのだから驚きである。

まさに天才と呼ばれる所以ゆえんであろう。

無線(ラジオ)

「無線(=ラジオ)」もニコラ・テスラの発明だ。

一般には、イタリアの起業家グリエルモ・マルコーニを「無線の父」と呼んでいるが、

彼の無線技術は、結果としてテスラが保有する17の特許が使用されたものと認定された。

もちろん、特許を巡る裁判が起こったのだが、

両者が共に亡くなった後に、マルコーニの特許侵害ということで決着した。

リモートコントロール技術

我々の日常生活に欠かせない「リモコン」もテスラの発明品である。

先に紹介した「無線(ラジオ)」の開発過程で、

いわゆる「副産物」として生まれたのがこのリモートコントロール技術であった。

現代社会において、欠くべからざる技術であることは言わずもがなである。

X線技術

X線発生装置もテスラの発明によるものだ。

このテスラのX線装置が原型となり、現在のレントゲン装置へと進化したのである。

また、彼の功績は、

このX線が人体に有害であることを世界で初めて世に知らしめたことにもある。

その他、人工地震装置、霊界交信装置や反重力システムにフリーエネルギー等々、

着想しながらも資金面や時間の制約、さらには世界を牛耳るある筋からの横やりなどが入り、

実現しなかった技術や装置も数多い。

特に、テスラが実験していたフリーエネルギーが実用化していたならば、

世界は大きく変わっていたかもしれない。

ニコラ・テスラの369法則

ところで、ニコラ・テスラが遺した名言の中に、

というものがある。

その心を知らない者にとっては「?」の名言なのだが、実は相当に奥が深い。

と教えてくれたのだ。

そのことから、

彼が思考した3、6、9の世界を「369法則」と呼ぶようになった。

369以外の数字についての考察

まずは、3、6、9以外の1、2、4、5、7、8について考察する。

次のように各々の数を足し算し、一桁を超えた場合は、さらにその数字を分解してから

足し算を行い、一桁の数(1~9の数)にしてみるのだ。

  1+1=2  

  2+2=4  

  4+4=8 

  5+5=10→1+0=1

  7+7=14→1+4=5   

  8+8=16→1+6=7

ご覧のとおり、

3、6、9の数字が登場しないことをまず確認していただきたい。

さらに、自然界の法則である細胞分裂(×2)で考察しても、

  1×2=2  

  2×2=4  

  4×2=8  

  8×2=16→1+6=7

  16×2=32→3+2=5  

  32×2=64→6+4=10→1+0=1 

  64×2=128→1+2+8=11→1+1=2 

  128×2=256→2+5+6=13→1+3=4

  256×2=512→5+1+2=8  

先程と同じように、元の1、2、4、5、7、8しか登場せず、

3、6、9の数字は出てこない。

ちなみに、どのような計算を行っても結果は同じである。

つまりは、我々が存在する「三次元」のことである。

「目に見える世界」と言い換えても良い。

3と6についての考察

続いて3と6を考察してみる。

先程と同じ計算を試すとどうなるか?

 3+3=6  

 6+6=12→1+2=3   

 12+12=24→2+4=6   

 24+24=48→4+8=12→1+2=3   

 48+48=96→9+6=15→1+5=6

なお、これ以上計算しても、

結果は同じで「3と6」が交互に繰り返されることになる。

また、1~9までの数字を下記のように円周上に配置し、

1、2、4(時計回り) 

8、7、5(反時計回り) 

の二つにグループ分けを行う。

そして、この二つのグループを一列に並べ、

  ☞ 1、2、4、8、7、5

隣り合う数同士を足し算するとどうなるかを試してみる。

  1+2=3  

  2+4=6  

  4+8=12→1+2=3   

  8+7=15→1+5=6

  7+5=12→1+2=3  

  5+1=6

先程と同じように、

「3と6」が交互に繰り返され循環することが確認できる。

これは、1、2、4と8、7、5は、

「3と6」にそれぞれ支配されていることを意味している。

図の配置からも分かるように、1、2、4は「3」に支配され、

8、7、5は「6」に支配されているのだ。

ところが、3と6は、次のように最後の「9」に支配されるのだ。

  3+6=9   6+3=9

9についての考察

最後に9について考察する。

  9+9=18→1+8=9   

  18+18=36→3+6=9

  36+36=72→7+2=9

不思議なことに、今度は「9」しか登場しない。

さらに、9を除く1~8のすべての数字を足しても

 1+2+3+4+5+6+7+8=36→3+6=9

となる。

これは、9がすべての数を内包することを示している。

同時に、9は次のように無でもあることを示す。

  1+9=10→1+0=1  

  2+9=11→1+1=2

  3+9=12→1+2=3  

  4+9=13→1+3=4

  5+9=14→1+4=5  

  6+9=15→1+5=6

  7+9=16→1+6=7  

  8+9=17→1+7=8

いかがだろう? 

9は0であることを示している。

この考察から、9は

いわゆる、森羅万象の二元性を示す究極の数字なのだ。

ところで、この他にも9という数字の神秘性はまだまだ存在する。

例えば、

  ・円の角度   360°→3+6+0=9

  ・半径の角度  180°→1+8+0=9

などである。

もちろん、円以外の多角形の角度も「9」が支配している。

また、下図のように円に線引きを続けると、円の中心には「特異点」が生じる。

現代の宇宙物理学において

「特異点」とは、

「重力場が無限大となるような場所」

を意味するのだから、

テスラが遺した「宇宙へのカギ」という表現は、実に的を射ているのだ。

369法則の活用法

さて、ここまではニコラ・テスラが遺した名言が何を意味するのか?

について要点をまとめてみた。

おそらく彼は、

369法則から何らかのインスピレーションを受けたに違いない。

また同時に、そのインスピレーションをもとに、

彼独自のイマジネーションを膨らませ、独創的な発明を成し遂げたのだと思われる。

なぜなら、

とあの天才ニコラ・テスラが言っているのだから。

また、彼ほど「高次元の意識体」を自在に操った人は、現代人には珍しい。

その彼が言うのだから、

369法則を深く思考し、潜在意識まで沈降させてみるのも悪くはないだろう。

さて、今回は「20世紀を発明した男」と評されるニコラ・テスラについて呟いてみた。

コーヒーブレークのお供の雑学として楽しんでいただければ幸いである。