今回は、タンザニア/アルーシャ州/モンデュール農園スノートップを紹介します。
タンザニア
アフリカ大陸には、現在54カ国の国々が存在しています。
非常に広大な大陸であるため、
・東アフリカ
・中部アフリカ
・北アフリカ
・南部アフリカ
・西アフリカ
の5つに区分するのが一般的です。
今回のタンザニアは、東アフリカに位置する国となります。
ところで、タンザニアと言えば、
アフリカで一番有名な国立公園である「セレンゲティ国立公園」と
キリマンジャロ山が有名です。
このキリマンジャロ山は、アフリカ最高峰の火山です。
したがって、周辺の土壌はコーヒー栽培に適しているのです。
また、かの大文豪アーネスト・ヘミングウェイの短編小説「キリマンジャロの雪」の
モチーフとしても有名な山でもあります。
ご覧のように、山頂に雪を頂いたキリマンジャロ山は、とても美しいです。
標高は5895m。独立峰としては、世界で一番高い山とされています。
一方の、セレンゲティ国立公園は、自然保護を目的としたサバンナと野生動物の王国です。
そのため、最近は、熱気球による空の上からの観光が人気らしいです。
クロップ紹介
さて、今回紹介するクロップは、
タンザニア/アルーシャ・モンデュール農園・スノートップです。
クロップデータ
生産国:タンザニア
エリア:アルーシャ近郊
農園名:モンデュール農園
標 高:1700m
品 種:N39、KP423
精製法:ウォッシュド
フレーバー
<焙煎度/中深煎>
・酸味 ☆☆☆
・甘味 ☆☆
・苦味 ☆☆☆☆
・コク ☆☆☆
・香り ☆☆☆
品種
品種は、タンザニアでポピュラーな品種のN39とKP423です。
このN39は、ブルボン種から派生した品種になります。
東アフリカ地域のコーヒーは、このN39の栽培を通じて広がったと言われています。
一方のKP423は、インドで生まれたケント種を起源に持つ品種です。
こちらの品種は、ケニアから生産が広がって行きました。
スノートップとは
誰でも一度は「キリマンジャロ・コーヒー」の名は聞いたことがあると思います。
この「キリマンジャロ」とは、もちろんタンザニアが誇る「キリマンジャロ山」が
その名の由来であることは言うまでもありません。
ただし、この「キリマンジャロ」は、特別なブランド名という訳ではありません。
コーヒー豆の「キリマンジャロ」とは、
タンザニアで生産されたアラビカ種(=レギュラーコーヒー)であることを
意味する名称として用いられているのです。
さて、そのキリマンジャロ(=タンザニア産アラビカ種)の中でも、
北部地域のアルーシャ地方の高地において生産されているマイクロロットの
スペシャルティ・コーヒーが今回の「スノートップ」です。
なお、タンザニア産の最高規格は「AA」なのですが、
その規格と区別するため「スノートップ」と特別に名付けられました。
すなわち、「スノートップ」は、キリマンジャロ山の頂の雪を意味する名称ですが、
文字通り、タンザニア産「最高峰の豆」を表しているのです。
お勧めの焙煎レベル
一般的には、
・中煎(ハイロースト)
・中深煎(シティロースト)
・深煎(フルシティロースト)
あたりがお勧めの焙煎レベルです。
ただし、深めの焙煎でも酸味はしっかり感じることができます。
もちろん、深めの焙煎であれば、しっかりとしたボディ感(=コク)と苦味も味わえます。
特に、普段ブレンドコーヒーを飲んでいる方にお勧めしたいコーヒー豆です。
一口飲めば「おおっ」って声が漏れること請け合いです。