今回は、新入荷したコスタリカコーヒーを紹介します。
ドン・オスカルミル、エル・ポトレロ農園のクロップです。
スウィングコーヒーでは、何気に中米のコーヒーを推しているのですが、
それは、日本人の嗜好に合うフレーバー&テイストのクロップが多いからです。
中でも、コスタリカのクロップは、特に日本人と相性が良いように感じて仕方ありません。
そのコスタリカコーヒーの中で、店主が最も好きな農園主がドン・オスカル氏です。
氏が手掛けるマイクロミルでの精製法は、もっぱらハニー製法なのですが、
今回のクロップは、ドン・オスカル一家のエル・ポトレロ農園のレッドハニーの素晴らしさを
お伝えしたいと思います。
クロップデータ
生産地 | タラス、サンマルコス地区 |
精製法 | レッドハニー |
標高 | 1,700m~1,900m |
品種 | カツアイ |
生産者 | アレハンドロ・ソリス |
コーヒーのランク | トップスペシャルティ |
フレーバー
<焙煎度/中煎>
・酸味 ☆☆☆☆
・甘味 ☆☆☆☆
・苦味 ☆☆☆☆
・コク ☆☆☆
・香り ☆☆☆☆
品種
品種は、カツアイ(カトゥアイ)。
このカツアイは、カトゥーラ(カツーラ)種とムンドノーボ種を人工的に交配させた品種です。
元々のカトゥーラは、ブルボン種の突然品位種でブラジルで発見されました。
現在は、中米の農園で広く栽培されている品種になります。
もう一方のムンドノーボは、ブルボンとティピカの交配種です。
酸味と甘みのバランスが良い品種で、ブルボンに比べ生産性が高いことから、
ブラジルでは多くの農家が栽培している品種の一つです。
ところで、このカツアイ(カトゥアイ)ですが、
チェリー(=果実)は赤色と黄色の2種類があり、黄色チェリーのカツアイが
’80年代にコスタリカに導入されました。
その後、中米のコーヒー農園に広がり、今では中米を代表する品種になっています。
コスタリカのコーヒーは、
日本人の口に合うものが多いように感じています。
さて、スウィングコーヒーがお勧めする焙煎度は、ハイロースト(中煎り)です。
なぜなら、甘味と酸味、それに加えアフターの苦味のバランスがよい焼き加減だからです。
また、普段深煎りを好まれている方なら、シティロースト(中深煎り)もお勧めですね。
甘みと苦味に厚みが出てきます。
ただ、どちらの焙煎度を選んだとしても、
「これぞスペシャルティ!」
を感じていただけるクロップに違いはありません。
このクロップは、コーヒー好きには堪らない一杯を提供してくれることを請け負います。