ブラジル/セーハ・ド・ボネ農園のクロップを紹介します。
今回のクロップは、「スペシャルティコーヒーのワタル」より仕入れました。
ワタルの評価基準(コーヒーピラミッド)では、最高位に当たるトップ・オブ・トップの豆です。
ブラジル
もちろんブラジルは、世界一のコーヒー生産国です。
「ダントツ」を付けた方が相応しいほど、他を圧倒する生産地であり、
世界中のコーヒー愛好家に愛されている国でもあります。
今回紹介する農園が位置するミナスジェライス州は、
ブラジル随一のコーヒー生産拠点になります。
ところで、ブラジルの首都は「ブラジリア」ですが、
最大の都市は「サンパウロ」ってご存知ですか?
アメリカ合衆国の首都が「ワシントン」で、最大都市が「ニューヨーク」、
オーストラリアの首都が「キャンベラ」で、最大都市が「シドニー」と同じですね。
観光地のリオデジャネイロは、そのサンパウロの隣に位置します。
また、ブラジルと言えば、世界最大の滝の「イグアスの滝」が観光名所です。
アメリカ観光の「ナイアガラ滝」と同じですね。
イグアスの滝は、ブラジルとアルゼンチンの二国にまたがった大瀑布です。
ブラジル/セーハ・ド・ボネ農園のクロップ紹介
さて、今回のクロップは、
セーハ・ド・ボネ農園/レッドカトゥアイ・ハニーです。
クロップデータ
生産地 | ミナスジェライス州マタスデミナス、アラポンガ |
精製法 | ハニー |
品種 | レッドカトゥアイ |
標高 | 1,200m |
フレーバー
<焙煎度/シティロースト(中深煎)>
・酸味 ☆☆☆
・甘味 ☆☆☆☆
・苦味 ☆☆☆
・コク ☆☆☆☆
・香り ☆☆☆☆
浅煎(ミディアムハイ)、中煎(ハイ)、中深煎(シティ)のカップを取りましたが、
どのカップでも甘味に特長のあるクロップであることがハッキリしました。
上記は、シティローストのフレーバー紹介ですが、
ジューシーな甘さが際立ったカップで、コクも伴っていますので、
シティローストあたりでアイスコーヒーを淹れるとピッタリな気がしています。
フルーティーさは、焼き加減によって様々に変化します。
具体的には、レシピ紹介で詳しく取り上げますね。
後味は、どの焼き加減においても、とてもクリーンでした。
普段からスペシャルティを飲んでいても、
「あっ、これ、いつものと何か違う…」
という印象を持たせてくれたクロップです。
ハンドドリップでは、甘さを際立たせるレシピがピッタリの豆だと思うのですが、
これから、色々と試してみたいと思います。
品種
品種はレッドカトゥアイです。
カトゥアイは、カトゥーラとムンドノーボを人工交配させ作った品種です。
2つの品種の特性を併せ持つ優れた品種です。
精製法
ハニー製法。
ハニー製法は、ミューシレージの残し方により次のように区分されています。
・ホワイトハニー製法 ミューシレージを75%以上除去した上で乾燥
・イエローハニー製法 〃 を25%以上50%未満残した上で乾燥
・レッドハニー製法 〃 を50%以上残した上で短期間の乾燥
・ブラックハニー製法 〃 を50%以上残した上で長期間の乾燥
ハニー製法の特長は、ミューシレージが持つ完熟成分の浸透により
独特の香りや甘味をまとったコーヒー豆が仕上がる点にあります。
焙煎度は浅煎から中深煎までがお勧めの
これぞ「ザ・スペシャルティ・コーヒー」と呼ぶに相応しいクロップです。
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