今回紹介する抽出レシピは、
スウィング・レシピ 50:50(ハーフ&ハーフ)です。
クロップは、このサイト立ち上げ当初に紹介した
ニカラグラ・ペラルタ農園・エルボスケ区画/ブルボン・ウォッシュ
を使用しました。
もちろん、スペシャルティのコーヒーです。
☞クロップについては、コチラを参照ください。
クロップのインプレッション
豆の焙煎レベルは、スウィング基準の「ミディアム・ハイ(=浅煎)」です。
生豆のチャージ(=投入)からドロップ(=煎上げ)まで12分で焙煎した豆になります。
その焙煎内容は、9分少々でFCs(=1ハゼ)を起こすようにコントロールし、
1ハゼ終了前より火力を少し上げ12分ジャストでドロップしました。
EJ得意のプロファイルで、ほぼ狙い通りの焙煎が実現できました。
さて、カッピングのインプレッションは次の通りです。
EJが感じたフレーバーは、
・フローラル ⇒ ブラック・ティ
・フルーティ ⇒ シトラス系のフルーティさ(上品な酸味)
・スパイシィ ⇒ 僅かながらシナモン系のスパイス
・スウィート ⇒ ブラウン・シュガー
を感じることができました。
レシピで表現したい一杯のイメージ
上記のカッピンの印象から、
レシピのコンセプトを以下のようにイメージしました。
ほのかな酸味と甘味を愉しむコーヒー。
淹れたての豊かなな香りを愉しみつつ、
口当たりはあくまでもスッキリと、
そして、爽やかな酸味と柔らかな甘味のハーモニーの余韻が愉しめる一杯。
これが、今回のレシピのコンセプトです。
ライトローストの豆全般に使用できるレシピだと思います。
スウィング・レシピ【50:50】(一杯分)
1.豆量 12g
2.挽き目 中粗挽き
3.湯量 200g
4.抽出量 180g弱(ドリップペーパーをリンスしての抽出量)
5.湯温 93℃(最初の第1投の湯温)
6.抽出方法(トータルタイム3分30秒)
第1投 40g ➡ 40g 40秒
第2投 60g ➡ 100g 1分30秒
第3投 40g ➡ 140g 2分10秒
第4投 30g ➡ 170g 2分40秒
第5投 30g ➡ 200g 3分30秒(落とし切り)
7.使用ドリッパー ハリオV60(円錐ドリッパーの名器です)
※酸味を出したい場合は、湯温95℃、第1投60g、第2投40gにアレンジ
全体湯量200gの50%、すなわち2投目までの100gでカップの性格を決め、
残りの3投目以降の100gで濃度を調整する「ハーフ&ハーフ」のレシピです。
抽出タイムが3分を切る場合は、挽き目が粗過ぎ。
逆に4分近くかかるようでは、挽き目が細か過ぎです。
このように、抽出タイムは挽き目の目安にもなります。
ドリップ時のポイントは、第1投目は、細く優しく注ぎ、
第2投目はやや太く優しく注ぎます。
3投目以降は、大胆に注いで大丈夫です。
コーヒー成分がしっかり抽出されるよう、3投目以降はしっかり湯に浸すよう注ぎます。
抽出後のペーパーフィルター内のコーヒーベッドは、
平になるよう湯を注ぐのがイントです。
くれぐれもセンターに穴をあけないようにドリップしてください。
このレシピでは、予めペーパーフィルターはリンスするようにします。
コーヒーサーバーは、事前にしっかり温めておきましょう。
同様に、注ぐコーヒーカップもしっかり温めておくのが美味しくいただくコツです。
抽出後は、サーバー内の抽出液をしっかり撹拌してから、
温めたコーヒーカップに注いでください。
ドリップ動画
ちなみに、このカップのデータは次のとおりです。
・TDS 1.26%
・収率 18.6%
☞ TDSと収率についてはコチラを参照ください。
iPhoneで片手撮影ができる小道具と、上から俯瞰撮影できるように三脚を購入しました。
相変わらず、動画編集ソフトとまだ真剣に向き合っていないため、
撮影した絵を単純にタイムラインに載せるだけの動画ですが、
ドリップの様子だけなので、ご容赦ください。
真上から撮影したため、ドリップ中のタイムと湯量のスケール表示が隠れていますが、
今回は、キッチリ上記のレシピ通りに抽出しています。
今回の失敗は、次回の収録に活かしたいと思います。
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